1994年に旅立ったカート・コバーンの遺書とは?
90年代の音楽シーンを牽引したグランジの生みの親。
カート・コバーンは、1994年4月に自ら命を絶ったことで知られています。
Part 1では、カートの遺書を改めて読んでみたいました。
問題は、2015年に発表された映画「ソークト・イン・ブリーチ」にて、コートニー・ラブが雇ったとされている探偵のトム・グラントが立てた仮説。
今回は、その仮説を見ていきます。
カートの遺書にある不可解な部分とは?
① 筆跡の違和感
シアトル警察の署長であったノーム・スタンパーによれば、遺書下部の文字が違って見えるとのこと。また、筆跡鑑定の専門家であるハイディ・ハラルソンは、ラスト数行は、カートの筆跡を真似、他人が書いた可能性があると言っています。
ラスト4行とは、
Please Keep going Coutney
for Frances
for her life which will be So much happier
without me. I loveyou. I LOVE YOU.
の部分です。最後の4行だけが家族について書かれており、不自然であることや、自分がいないほうが幸せであるというありがちな言葉に疑惑が向けられています。
太文字部分が付け足された??
② トム・グラントって誰?
そもそもトム・グラントって誰やねん?!って話ですが。
彼は、カートが亡くなる直前にコートニーが雇った私立探偵です。
トム・グラントは、警察の捜査終了後も独自に調査を続けました。その捜査時に得た情報や関係者の証言をまとめたのが映画「ソークト・イン・ブリーチ」です。
③ コートニーへの疑惑
トム・グラントは、コートニーの口から「カートが離婚したがっている」と聞いたらしく、そいうった状況を彼女のバンドであるホールの新作のために商業的に利用しようとしていたとも語っています。
④ 絡み合う複数の疑惑
トム・グラントは、 カートの親友であったディラン・カールソンと共に捜査をします。
〇警察が早々に結論を下したこと 〇薬きょうが落ちていた場所 〇カート夫妻の弁護士が明かす事実 など
様々な状況を顧みて、事実を掴もうとしていきます。
最終的には??
結局、カートはどうしてなくなったのか??
亡くなってしまったことは事実で考えても仕方ない。無粋だ。冒涜だ。という意見はもっともです。筆者も25年以上ニルヴァーナを聴き続けてきたので、カート・コバーンや彼の家族を侮辱するような話は聞くに堪えます。
けれど、カートが亡くなった理由がカート本人によるものならば、彼が何を考え何を感じていたのか知りたい。と思うのです。
カートの近くに居た人物たちが描いた作品「ソークト・イン・ブリーチ」。
疑惑云々ではなく、違った視点で見るべき作品なのかもしれません。
カート・コバーン(ニルヴァーナ)の遺書とその疑惑を知る part.1はこちら
コメント
[…] カート・コバーン(ニルヴァーナ)についての疑惑 ソークト・イン・ブリーチ part.2はこちら。 […]