個人でネット古着屋を始めるには？開業に必要な準備とあると便利なものを完全ガイド

はじめに：個人でもネットで古着屋を始められる時代

ネット環境とスマホさえあれば、誰でも手軽に自分のお店を持てる時代になりました。中でも「古着販売」は初期費用が抑えられ、在庫も少量からスタートできることから、副業や独立を目指す人に人気です。

本記事では、個人でネット古着屋を始めるために必要な準備や、あると便利なアイテムをわかりやすく解説します。

メルカリ

1. 開業に必要なもの（最低限）

■ 古物商許可証

古物商許可完全マニュアル

古着は中古品に該当するため、販売するには「古物商許可」が必須。これは公安委員会（警察署）に申請して許可を得るもので、書類作成や本人確認、誓約書などを持参して申請を行います。

自分で申請することも可能ですが、不安があれば行政書士に依頼するのも一つの手です。ネット販売のみでも、許可は必須なのでご注意ください。

古物商許可申請の記事はこちら

・古物商許可の取り方｜実際に行政書士に依頼して申請した体験談【ネット販売・古着中心】

■ スマホ・カメラ

古着販売において写真の質はとても重要。シワや汚れが目立たないように撮影するだけで、顧客から見た商品の印象は大きく変わります。

最近のスマホはカメラ性能が高いため、まずはスマホでの撮影から始めても問題ありません。ゆくゆく自然光やライトの活用を学び、クオリティもをアップすることも可能です。

UAVOOM

■ パソコンとインターネット環境

商品の登録やお客様への対応、売上管理などにはパソコンがあると便利。スマホだけでも運用は可能ですが、効率面ではパソコンの方が優れています。

また、安定したインターネット接続も必須。営業を行う場所のネット環境も整えておきましょう。

■ 販売サイトやアプリのアカウント

販売プラットフォームは多数あります。BASEやSTORESなどのネットショップ作成サービスは、ブランド感のあるショップ運営に向いています。

一方で、メルカリやラクマなどのフリマアプリは集客力が高く、初心者にもおすすめ。複数のプラットフォームを併用すれば、販売機会も増やせます。

BASE

2. あると便利なもの（効率・信頼感アップ）

■ アイロン・スチーマー

古着はシワが付きやすく、撮影した写真は売上にも大きく影響します。ドライアイロンやスチーマーを使えば、商品をきれいに整えることが可能。見た目の印象が格段にアップします。

また、デリケートなヴィンテージ素材などには、あて布を活用しながら丁寧に仕上げましょう。

■ 撮影用ライト・背景布

自然光がない場所でも、撮影用のライトがあれば安心。日中は本業で忙しく、古着の撮影を夜間に行う場合にも便利です。

また、背景布や撮影ボードを活用すれば、プロっぽい写真に仕上げることも。撮影環境を整えることでブランドの印象も高まり、信頼感につながります。

■ 在庫管理アプリ・台帳ノート

古物営業法では、仕入れ・販売記録の保存が義務づけられています。特にネット販売では商品数が多くなりがちなので、在庫管理は欠かせません。

また、無料のアプリやスプレッドシートでも十分対応が可能です。古物台帳の書き方については別途記事を作成しますね。

3. 販売に役立つプラットフォーム紹介（簡単比較）

まとめ：自分らしい古着屋づくりは「準備」がカギ

古着販売は、在庫を抱えすぎずに始められるビジネスモデルとして人気。ただし、「古物商許可」などの法的準備や、撮影・梱包といった基本的なスキルは欠かせません。最初から完璧を目指す必要はありませんが、少しずつ環境を整えていくことで、あなたらしい古着ショップが形になっていきます。

「丁寧な運営」と「誠実な対応」が信頼とリピーターを生む最大のポイントです。ぜひ、あなたの古着屋を一歩ずつ形にしていってください！